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ボツリヌス療法(ボトックス注射)とは
ボツリヌス療法は、ボツリヌス毒素(ボトックス)を用いた治療方法で、神経筋接合部においてアセチルコリンの放出を抑制することで筋肉の過剰な収縮を抑制します。神経疾患や脳血管障害などによって生じる異常な筋緊張や不随意運動に対して用いられます。
倉敷脳神経内科クリニックでは、眼瞼痙攣や片側顔面痙攣などの治療に活用しています。
片側顔面痙攣及び眼瞼痙攣に対するボツリヌス療法
片側眼瞼痙攣、眼瞼痙攣は、眼輪筋の不随意な収縮により、眼瞼が頻繁に痙攣する疾患です。ストレスや疲労などが誘因となることが多く、日常生活に大きな支障を来します。
ボツリヌス療法は、眼瞼痙攣の第一選択治療として位置づけられています。眼輪筋にボトックスを注射することで、筋収縮を抑制し、痙攣を改善します。効果は注射後数日で現れ、通常3~4ヶ月間持続します。定期的な治療を継続することで、症状のコントロールが可能となります。
ボツリヌス療法の副作用と注意点
ボツリヌス療法は比較的安全性の高い治療方法ですが、稀に副作用が生じることがあります。注射部位の疼痛や腫脹、一時的な筋力低下などが報告されています。またボツリヌス毒素が予期せぬ部位に拡散した場合、嚥下障害や呼吸困難などの重篤な副作用を生じる可能性があります。